薬剤師おーろの自由帳

漫画や本、仕事や子育てのことを思いつきで書いてます

併用禁忌な薬たち ~セレギリンとSSRI・SNRI編~

併用禁忌の薬はいろいろあります。

その中でもセレギリンとSSRISNRIは見かける可能性が高い組み合わせだというのが僕の認識。

 

パーキンソン病だけに限らないのですが、病気になったときに考えることは・・・

 

なぜこんな病気に?

なぜ私が?

この病気治らないの?

なんで。

どうして。

 

病気になると、いろいろなことを考えると思います。その中で自分や家族と対話し、現実を認識する。そして受け入れる。受け入れることができず納得はできなくても、理解して、どうするかを考えていく。

 

でもそうなれないこともある。

自分との対話、家族との対話が難しい。

受け入れも理解もできない。

自分の殻にこもってしまう。

 

パーキンソンは体の動きが鈍くなっていく難病です。

治療の方針は“症状が進むのを抑えて、日常生活への影響を小さくすること”です。

でも治療を進めていくなかでどうしても気分が塞ぎがちになってしまうこともある。

そんなとき先生から

 

「元気がないようですね。少しお薬を使ってみましょうか?」 

 

と、話があり、抗うつ剤であるSSRISNRIが処方される。

ただパーキンソン症状が進んでいる方であればセレギリンを定期服用していることも稀ではないでしょう。

 

僕はこの仕事をして10年くらいになりますが、この併用禁忌には3回当たったことがあります。セレギリンを使用される方はパーキンソン治療薬の種類が複数処方されてていることがあり、薬を順番に見ていくだけでは気づきにくいんですよね。

患者さんの背景を思い描きながら処方鑑査をするとこのような併用禁忌は回避しやすいかもしれないです。

薬を使う本人をイメージした処方鑑査を心がけよう。

これもひとつの対人業務・・・かな?